充実した人、夢をに向かっている人に見えないこと
よく言われます。たった一回の人生、そんな生き方でいいのか?
普通に、学校に行って、就職して、嫌々働いて、定年を迎えて死ぬ人生で楽しいのか?
どうせなら、自分のやりたいことをやって死にたくないか?
私は、この言葉が大嫌いです。
理由は明確です。下に見ているからです。
ここが、充実した人や夢に向かっている人に見えない点だと思っています。
前提として夢に向かって努力する人のことを否定しているわけではありません。
逆に、夢に向かって努力する人は、輝いて見えるし、カッコいいと思います。
しかし、目標や夢がない人を否定するのに、大反対なのです。
夢や目標がなく、いわゆる「普通の」人生を送っている人も、それぞれに素晴らしい人生があります。それぞれの価値観があります。
それを一方的に自分がうまくいっているから否定するというのがおかしいと思うのです。
例えば、体育会の大学生で、サークルに入ってバイトをして普通の大学生活を送る人間を下に見る人がたまにいるように思えます。せっかくの大学生活なのにそんな普通でいいのかという感じなのでしょう。
私は、体育会でもそれ以外でも大した差はないと思いますが、なぜそのような視点が生まれてしまうのでしょうか?
それは、自分が充実してうまくいっている環境にいるため、その他の状況の人の気持ちが分からなくなっているんだと思います。
これは、どんな人でも陥ってしまうことだと思います。自分の環境のせいで、自分の考えが絶対化されてしまい、客観的に見れなくなってしまうのです。
努力して夢に向かうことは素晴らしいことです。しかしながら、その他の人を下に見て、お前はそんなんでいいのか?というように接するのは、ただの価値観の押し付けです。
あなたは、いつの間にかそのような、接し方をしてないでしょうか?
一方、振り返って考え直してみてください。